帰宅途中、小雨が降ってきた。
首に巻いたマフラーを頭巾状にかぶりコンビニに駆け込んだら、
ほんまもんの頭巾をかぶった人がいた。
その人は近所でよく見かける外国人の女性で、おそらく宗教上の関係で被っておられる。
一瞬こちらをちらと見て目を逸らしはりました…。
被り方が邪道だったのかしら。
そういえば、今日横断歩道を渡ってから駅までの道、韓国人の女性2人組と中国人の女
性(おそらく)2人組の間に私がいる状態になった。
母国語でトーク炸裂している両者の間で、ふと意識がインドに飛んだ。
4年程前に1人旅したインドでの出来事を想いだしたのだ。
飛行機の到着したデリーから鉄道で24時間。
バナーラス地方、ガンジス河のほとりにやっとこさ着いた。
河は想像した以上に壮大で、端から端までゆっくり歩けば2時間はゆうにかかった。
来る日も来る日も歩き続けた。
泳いでいる子供、洗濯をしている女性、体を洗っている人、水を汲む人…。
ここに暮らす人々の生活の営みを見ていると飽きないのだ。
夕方決まった時間になると毎日、河の真ん中あたりでお祈りを捧げる人たちで賑わう。
河の端っこにはインド中から運ばれてくる死体の焼き場があった。
ある日の昼間、40度を超える炎天下の中、汗ダラダラで河沿いを歩いていたら、
遠くから叫び声が聞こえた。
「ジャパ〜ン!!」
馴染みのある国名が河の方から聞こえたので見てみた。
河には観光向けのボードがいくつも浮かんでおり、ボートの主が客引きをしている。
先ほどの声の主はチョコレート色の肌をした地元のおじさんだった。
さらに大きくなる。
「ボート、ボート!!!」
ちょっとばかししつこいので「ノー」と叫び、顔の前で手のひらを動かしニコッと笑っ
てみた。
すると今度は、「チャイナ〜!!」
コミュニケーションがうまくいかなかったみたいで、私も伝えたくなった。
「ノーチャイナ!ジャパン、ジャパン!」
河に向かって大声で叫ぶ。
するとおじさんは、「オー。コーリア!!カモン、カモン」
全然通じてなかった。
しかも、私は国ではない。人だ。
ボートのおじさんからしたら、ジャパニーズもチャイニーズもコリアンも一緒に見えた
のだろう。
ところで、素晴らしい4コママンガ。
イラストレーターの星養歩見さんの作品、ぴよちゃん。
記念すべき第一作を拝見させて頂いた。
可愛すぎるよ、ぴよちゃん。
ぴよちゃんと命の恩人とはどんな展開になっていくのだろう?
星養さんのほんわかしたお人柄が直に出ている作品だと感動。
星養さん、次回作楽しみにしています。



