謹賀新年。
2009年もどうぞよろしくお願いします。
新年が明けてから、年末にしておくべきことにようやく着手した。
年賀状を送る、部屋を片付ける。やるべきことをきちんとすると気分が良い。
が、速度が遅く、まだ掃除をし続けている。やっては休みの繰り返し。
たまにはこんなのんびりするのもいいなあと思いつつ、合間に映画を観ている。
『私たちのセックスのこと』、これはまたもや韓国映画。昔の恋人と偶然再会した男
が、彼女とのセックスと禁断の愛に溺れていく様を描いたエロスドラマ。9回だけセッ
クスしたらそれで終わりと女は最初に言い、男はそれに従う。限定された中でどんどん
はまる。この男が引っ越した家に、昔住んでいた若い女性の恋愛模様の行く末が途中か
ら描写されていて、男の愛の行く末を案じさせる。
エロだけかと思いきや、そうではなかった。なかなか見応えがあった。
ホウ•シャオシェンのレッド•バルーン。 フランス映
画。人形劇師を演じるジュリエット•ビノッシュがめちゃくちゃ可愛かった。天真爛漫。
全ての動作が素に見えるのは、流石。フランスに行きたくなった。
そして、理由。宮部みゆき氏の直木賞受賞作。
2004年に映画化されたもの。
東京の荒川区の高級マンションで、一家四人が死体で発見されるが、遺体はそこに住ん
でいるはずの家族でないことが分かる。亡くなった4人は家族でもなんでもない。赤の
他人。じゃあ、誰が誰を殺したのか。物語は107人の登場人物の証言によって動かさ
れていく。
証言する人々は皆、主観的なので、確かに人影を見たとか窓ガラスを男の人がよぎった
とかとっつかみ合いのケンカをしているのがベランダから見えたなどといっているが、
どれも更なる謎を生む。犯人だと思った人が犯人でなく、怪しいと思った人は白だった
り。本来なら映画の脚本というものは150ページほどらしいのだが、この映画はなん
と250ページあったそう。台本どおりに撮ったなら4時間は越える内容になるもの
だったらしい。しかも映画化するのは難しいと言い続けられてきたらしい。
それを現実化させた大林宣彦監督。生々しい撮り方をする人だなあと思った。
古手川祐子にはじまり、風吹ジュン、松田美由紀、宝生舞、南田洋子、赤座美代子、宮
崎あおいまで、それはそれは豪華な出演陣女性たちは、全員ノーメイクで出るという約
束だったらしい。
加えて、男性陣は、立川談志、小林稔侍、岸部一徳、柄本明、片岡鶴太郎、石橋連司、
ベンガル、加瀬亮と濃い面子。新しい人物が出てくる度に、一体この映画を撮るのに、
いくらかかってるのだろうと思った。かなりいい。



