とある呑みの席にて。ゲーテの若きウェルテルの悩みに出てくる、永遠の恋人ことロッ
テが果たしていい女かどうかという話になった。4名男子、1名女子わたし。
男子1、賢そうな女性だけど近くにいても魅力を感じない。
男子2、ゲーテという天才の描いた完璧なまでに描かれた小説の中の女性。よって、
恋するとかそういう対象ではないし、ウェルテルが溺れるようにこんな女に自分は溺れ
ない。(と思う)
男子3、同じ女性からみてどう思うか?対わたし。
私、意図的なのかどうなのか分からないけれど、うまく男をたぶらかしているのでは。
無意識に翻弄しているなら、小悪魔を越えて大悪魔。魅力的。
男子4、でも男からみると、たぶらかしているようには全然見えないけど。その点は?
私、そう見えないのがまた、同性からすると策略的に見える。(気づかない?)
と、こんな風にとりとめのない話となって果ては登場人物の女の話になり、誰が好みか
ということになった。最も人気が高かったのは、川端康成氏の痴人の愛、ナオミ。(と
いっても2票だが)男子から見て今宵、溺れてみたい女ナンバ−ワンだった。続いて、三
島由紀夫氏の豊饒の海•第1巻、春の雪、聡子。これには私も賛成。2005年に映画化され
た時、そそくさと観に行った。当時、いまだかつてないほどの恋い焦がれていた相手が
となりに座っていたのだけれど、いびきが聞こえて余計に泣けた。なんでこんな時に寝
れるの。どうしてなの。ゆえに春の雪には、ごく個人的な思い入れがある。
総論、声や香りを感じる生身の女がいいよなということだった。当たり前だろうが。


