サタデー•イン•ザ•パークという曲が妙に心地いい。すでにぶっ続けで20回近く、リ
ピートして聞いている。蟄居蟄居。今もキーボードを叩きながら聞いてるのだけれど、
なんと歌手名は知りません。曲調は、アース•ウィンド&ファイヤーのセプテンバーのよ
うなまろやかさ。リズム感がなくても心配要りません。ほどよく体を揺らせるアップテ
ンポ。半永久的にサタデー•イン•ザパーク…が繰り返されていると、イングリッシュマン
•イン•ニューヨークに聞こえてきた。大学時代の友人に、繰り返し同じ音楽を聞くクセが
あると伝えたら、「それは頭の病気やで」と親切に教えてくれた。気に入った曲がある
と、そればかり繰り返し聞く癖は10年来変わらない。今は便利な1曲リピートとかい
う機能があるので、わざわざ巻き戻ししなくてもいいし、効率的ですが。当時、MDとか
便利なものが色々あるのに、あえて60分とかのカセットテープに両面1曲を吹き込ん
でいたのはなぜ?と自問自答したくなる。なにせどうでもいいちょこまかした手作業に
熱中することが好きなのです。

ところで、曾野綾子氏の誰のために愛するか。数えきれぬほど多くの出版社から刊行さ
れている同氏の大ベストセラーですが、青春出版社から出ているこの表紙がものすごく
素敵です。ポンコツ携帯の写メールで撮ったところ、このような映り具合で申し訳な
く、良さがあまり伝わらないのかもしれません。写真は便利、でも難しいところ。想像
力を湧き立たせてくれるというのは言い訳か。察するにこれは男女が融合している姿で
はないでしょうか。とにかく進めましょう。中身にも白黒の挿絵が章ごとに入ってい
て、どことなくエゴン•シーレに作風が似ているな、と気になり作者を調べたところ生澤
朗氏という方のもの。もっと他の絵が見たいと調べているところであります。
生澤氏の作品が喚起させたのは、学生時代の恩師、ロンドン、セントマーチン•カレッジ
の教鞭をとるジュリー•ヴァホーヴェン氏の作品。

いずれの作品も、一見屈折して不可解な人物のようにみえて、それはそうなのかもしれ
ませんが、真ん中に直球な女性の色気を感じるのです。どこか、はかなくてせつない。
確かに存在する生っぽさ。人間臭さ。そんな大人の女になりたいと想う9時10分前。