2009年2月アーカイブ

多くのもの

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林真理子氏のファニーフェイスの死。若ハゲ。西川美和氏のゆれる。山城新吾氏のおこ

りんぼ、さびしんぼ。チョン•ヨンギ氏の家門の危機。あるいはバルセロナにBOUZUと

いう日本食レストランをオープンした古い友達。鍋料理。いかがわしい。懐かしい人の

声。皺くちゃ。美女多し。春到来直前の世界の潮流。同じ手口。また会いませう。そし

てたまった新聞。朝方の電話。でも、一生懸命な美しい人、いけずじまいの洋服の展示

会、友人の父とそのまた友人の父。人魚の血筋と猫のおそそ。向田邦子氏の眠る盃。連

絡不通。やっぱり魚はきらい。メガネパーティ•カミング•スーン。機種変更。ライク古

文。にら玉&目玉焼き。おそばせながら祝福。そして終わりと始まり。たわいもないこ

こ数日。脳みそ交通整理中。

フランソワーズ•サガンの悲しみよこんにちはで、ロマンティックが止まらない。

テレビを見ていたら、温泉特集をしていて五色温泉というのが紹介されていた。長野県

の上高井郡というところにあるそうなのですが、水の色があら不思議、湯船に入ると変

わるらしい。出てくる時は透明なのに、乳白色になって、緑になったり、茶色っぽく

なったり。番組によると、ごつごつした岩で囲まれた露天風呂もあって、今の季節だと

雪に囲まれながら入浴するということになる。寒いと熱いの間をどんぶらこ。湯から上

がる時がきっと勝負でしょう。

温泉といえば、一時狂ったように熱海に通っていたことがある。

何をするかというと、ただひたすら風呂に入るのみ。普段より長湯ではありますが、こ

こは格別。冗談抜きで2時間でも浸かってられます。朝が特によい。入っては、部屋に

戻り、読書したり、ちょっとテレビ見たり、書いたり、ボーッとしたり。気まま気まま

に。熱海にくると、全身がほわぁっとほぐされて、心からくつろげます。おいしいご

はんを頂いてちょっとお酒を飲んで、なぜかタクシーで熱海の駅前のコンビニまで行っ

て、酎ハイ買って、引き返して酔っちゃってもう一回、入浴。就寝&入浴。もう

ええやんというその繰り返しに、じわわわわ〜んと心身のしこりがとれていくのであり

ます。

今週末、日光に出かける予定。温泉にも入りましょう。まぶしー。さる、去る、猿。

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サタデー•イン•ザ•パークという曲が妙に心地いい。すでにぶっ続けで20回近く、リ

ピートして聞いている。蟄居蟄居。今もキーボードを叩きながら聞いてるのだけれど、

なんと歌手名は知りません。曲調は、アース•ウィンド&ファイヤーのセプテンバーのよ

うなまろやかさ。リズム感がなくても心配要りません。ほどよく体を揺らせるアップテ

ンポ。半永久的にサタデー•イン•ザパーク…が繰り返されていると、イングリッシュマン

•イン•ニューヨークに聞こえてきた。大学時代の友人に、繰り返し同じ音楽を聞くクセが

あると伝えたら、「それは頭の病気やで」と親切に教えてくれた。気に入った曲がある

と、そればかり繰り返し聞く癖は10年来変わらない。今は便利な1曲リピートとかい

う機能があるので、わざわざ巻き戻ししなくてもいいし、効率的ですが。当時、MDとか

便利なものが色々あるのに、あえて60分とかのカセットテープに両面1曲を吹き込ん

でいたのはなぜ?と自問自答したくなる。なにせどうでもいいちょこまかした手作業に

熱中することが好きなのです。

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ところで、曾野綾子氏の誰のために愛するか。数えきれぬほど多くの出版社から刊行さ

れている同氏の大ベストセラーですが、青春出版社から出ているこの表紙がものすごく

素敵です。ポンコツ携帯の写メールで撮ったところ、このような映り具合で申し訳な

く、良さがあまり伝わらないのかもしれません。写真は便利、でも難しいところ。想像

力を湧き立たせてくれるというのは言い訳か。察するにこれは男女が融合している姿で

はないでしょうか。とにかく進めましょう。中身にも白黒の挿絵が章ごとに入ってい

て、どことなくエゴン•シーレに作風が似ているな、と気になり作者を調べたところ生澤

朗氏という方のもの。もっと他の絵が見たいと調べているところであります。

生澤氏の作品が喚起させたのは、学生時代の恩師、ロンドン、セントマーチン•カレッジ

の教鞭をとるジュリー•ヴァホーヴェン氏の作品。

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いずれの作品も、一見屈折して不可解な人物のようにみえて、それはそうなのかもしれ

ませんが、真ん中に直球な女性の色気を感じるのです。どこか、はかなくてせつない。

確かに存在する生っぽさ。人間臭さ。そんな大人の女になりたいと想う9時10分前。

放電タイム

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そういう季節?

猫全員見事にさかっております。♀2匹を私の部屋に、♂のドンくんをリビングに、隔離

中。動物とはすごいもので、生まれて半年で随分大人になってしまうのだとあらためて

関心。しかし。1階と2階で、お互いにさかり声(と呼ぶのかどうかは知らんが)で鳴

きまくるのには参る。マジで参る。ほんまにうるさいので、私も鳴き声をマネしてハミ

ングしてみたらふっきれた。

ドンくんを動物病院に連れて行き、去勢手術をする予定なのだけれど、なにせ触れな

い。病院の先生に相談したところ、手術するうえでは問題ないそうだが、とにかく連れ

ていくまでが大仕事なのだ。

ところで、週末、作家の高橋フミアキ先生とご一緒させて

いただいた。シュルレアリスムのお話になり、ダリやマグリット、アンドレ•ブルトン

について交わし、楽しいお酒をしこたま呑んだ。今までどうして気づかなかったのと

自分を責めたいくらい、高橋先生の声が、哀川翔の声と似ているということも発覚し

た。かなり似ている。先生、いい声してます。

2月15日(日)、高橋先生の特別講演があります。詳しくはこちらです。

『やる気を出させる言葉の選び方』出版記念•エニアグラムコーチング1日セミナー。

ところで、ところで。

江戸川乱歩氏は生涯のうちに何度か、断筆、蟄居を繰り返したことで有名だそうで、

徹底した放電=アウトプットを行った後には、充電を行うごとくインプットしたらし

い。インプットとアウトプットを繰り返して、書き続けたそう。

比較するなどおこがましいにもほどがある。が、ここしばらく、ゆらりゆらりと気まま

に暮らし読書三昧、酒三昧。充電できたようなので、これからさっそく放電に入ろうと

思う。

前回、宇野千代さんの話で終えたところ、偶然にも新聞である記事を見つけた。

回顧展「北原武夫と宇野千代」。栃木県壬生町歴史未俗資料館にて。自筆原稿など25

0点もの展示物があるらしく、ぜひ足を運びたいと計画中。同県同町は北原武夫氏•父

の出生地だそうで、書いた、生きた、恋したの宇野千代さんらしく、2月14日のバレ

ンタインデーに公開される。宇野千代さんの著書はいくつか読んだのだけれど、晩年の

お顔しか主に拝見したことがなく、同新聞掲載のお若い頃の写真をはじめて見た。白黒

なので色目は分からず。全身総柄の膝下丈のワンピースに真珠のネックレス。白いサン

ダルに、つばのあるハットを斜めかぶりしている。斜めかぶり。1941年ですぜ。し

かも、背景が中国の紫禁城。隣に旦那様。はあ〜、洒落てるわ。モダンモダン。モダ

ン〜!

ところで、周りは刊行ラッシュ。本日のお勧め本です。

山中俊之氏の「公務員の人材流動化がこの国を激的に変える

山中氏のプロフィールは以下の通り。

東大法学部卒。ケンブリッジ大学修士、大阪大学国際公共政策博士。

1990年、外務省入省。

対中東外交、地球環境問題等を担当。東京・霞ヶ関の本省の他、エジプト、英国、サウ

ジアラビアに赴任、外交官として活躍。2000年株式会社日本総合研究所に転じ、コンサ

ルタントとなり、2000人近いビジネスパーソン・公務員へのインタビュー、累計2万人

以上に研修を行う。公務員改革に関してテレビ・新聞取材多数。

…。同じ渡英していた身とはいえ、かたや遊学の私。う〜、すんません。

山中氏とはイギリスではお会い出来ませんでしたが、ご縁あり、ここにご紹介させて頂

きます。ご著書は、日本最大のメルマガ「平成進化論」(30万部以上)で、ビジネス

マンの付加価値を考える上で参考になると大絶賛を得、さらに平成進化論では本の紹

介はしないというのが原則らしく、抜き打ちテスト並みの賞賛にご本人も驚かれたよう

です。山中氏、誠におめでとうございます。

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『人は恋愛によっても、みたされることはないのである。何度、恋をしたところで、そ

のつまらなさがわかるほかには偉くなるということもなさそうだ。むしろその愚劣さに

よって常に裏切られるばかりだろう。そのくせ、恋なしに人生は成り立たぬ。所詮人生

が馬鹿げたものなのだから、恋愛がバカげていても、恋愛のひけめになるところもな

い。バカは死ななきゃ治らない、というが、われわれの愚かな一生において、バカは最

も尊いものであることも、また明記しなければならない』

『人生において、最も人を慰めるものは何か。苦しみ、悲しみ、せつなさ。さすれば、

バカを怖れたもうな。苦しみ、悲しみ、切なさによって、いささか、みたされる時はあ

るだろう。それにすら、みたされぬ魂があるというのか。ああ、孤独。それをいいたも

うなかれ。孤独は、人のふるさとだ。恋愛は人生の花であります。いかに退屈であろう

とも、このほかに花はない』

坂口安吾の堕落論を読み返していたら、ふとその花を手にしたい気持ちにかられた。

現実、ときめき皆無。休憩中。就寝前にこんな気持ちになったなら、今日はいい夢

みれそうだ、ああ逃避行。バカになれていないよう。

人は勝手なものだ。昨日までAだったものが、DにもFにも無限大にも化ける。これを書

いている今、五行前に言ったことははて何かいなとすっぽり抜けかけているし、

どちらかというとステレオから聞こえる音楽の歌詞がやたら気になっている。胸が

ときめく男ひとりに出会ったとして、どうせ終わりが来るのは最初から分かってい

るけれどどうにも止められず突進し、その恋がうまく運んだとして眠れず、燃え尽きる

まで走ってみたところで終わればまた苦しむ。

どっちに転んでも、とりとめのない永遠に続く自分だけの答え探しをしているのだし、

答えなんてそもそもない。なんで好きになるのかなんて分からない。分からないから面

白い。ムダだからこそ、人は2年や3年、いや一生かけても恋をし続けるのかもし

れない。これが最後の恋よあなた、なんてとんでもない。本人にその気のあるかぎり

宇野千代さんみたいに死ぬまで恋するんやろう。

花、花、花。女というものは終始、どこかに故障のある機械みたいなものだとは、スタ

ンダール氏、あっぱれ。よういうてくださった。男はどうだ?