2009年4月アーカイブ

大人になれない大人たちの青春群像劇、MILITARY POWER DASHの無理やりポップコーン

というお芝居を観てきました。

お話は、名古屋のとある高校が舞台。

野球部の二軍メンバーの落ちこぼれたちと4つも部活顧問を受け持つ保健の先生とのコミカ

ルながら、熱い日々が繰り広げられました。

先生もメンバー参加してしまう覆面バンドでは、サックスと和太鼓(これはなぜか警察官)

の生演奏で、役者たちの多才っぷりに釘付けでした。

ダンスというものに全くセンスがないせいか、踊っているのをみると、どうしても直視する

のが恥ずかしくなってしまうんです。なんか一方的に照れてしまうというか。

ポップコーンも、初っぱなからかなり激しく踊りまくりで、なんというか客席側にダイレク

トな熱が伝わってきて、ものの5分でじんわり汗ばんでいました。

しかも、マイクなしで腹から発声してはる歌に、妙に感動してしまい、いきなし目頭が熱〜

なりました。

30代になったメンバーたちは今もなお年に1回のライブ活動(野球は辞めた)を続けてい

て、現代と高校時代とが行ったり来たりしながら、ドラマが進んでいきます。

舞台の後半になって、自分の意志とは裏腹に、合間、合間でお腹がキュルキュル鳴り出す事

態。場内が静まり返った、真面目なシーンを狙って、栄養くれよ、と鳴くわけです。

どうしようもないほどに生理現象なので、隣の友人は、横目でニタニタ笑ってました。

帰り、浪漫鳥(ロマンスどり)という焼き鳥屋へ。

アメリカンドックばりのつくねと、白髪のイカした店主が素敵でありました。




ジャングル☆ジャム 第6弾


ジャングル☆ジャムもはや、6回目です。

今回は、つい先日、友人の心臓が一瞬止まってしまったという話、お墓デザイン&墓地ツ

アー決定、そして初めてのゲストを迎えてのお洒落談義など、通常通りあっちゃこっちゃ

へ話は飛びます。


そういえば、このブログのトップのデザインが変わりました。

見たら分かるがなというものですが、変わりました。

黒と紫が好きなので、それを基調にガラリと変えていただきました。

デザイン BY odeweb(オデウェブ)。





週刊文春に連載の中村うさぎ氏のエッセイに、今年の初め頃より話題となり、気になってい

た代理ミュンヒハウゼン症候群(正しくは代理によるミュンヒハウゼン症候群)という病気

について書かれてあった。この病気は、入院中の自分の娘の点滴に雑菌の入った液体を入れ

たりと、命の存続を危ぶむ行為を母自らが行い、子供に過剰な医療を受けさせ、看病する自

分にアテンションが払われることで「ええ母親にみられたい」という欲求を満たすという複

雑なもの。これについてうさぎ氏は「紛れもない母の病」であり、「母子が密着し、また母

性を放置しすぎたせいで、新しい視点で見直さなくてはならない」と発言しており、共感を

覚えていたところ、精神科医の斉藤学氏を中心とした、JUSTアディクション•フォーラム、

『多様化する母たち〜当たり前のように母をやっていませんか?』に於いて、うさぎ氏がパ

ネリストとして参加するということで、聞いてきました。

うさぎ氏以外のパネリストは、内田春菊氏、倉田真由美氏という豪華な面子で非常に楽しみ

にしておりました。が会場到着後、状況は一変。察するに、半数以上の来客の方たちがおそ

らく、アルコール依存症の親を持つアダルトチルドレンであったり、子供に過度の暴力を振

るうDVの方、あるいは過食嘔吐やリストカットを繰り返し、現在斉藤氏の元で治療中という

何らかのアディクションを持つ人たちで、私なんぞのもんが同席していいのかとやや不安に

なった。

予想とはうらはらに、質疑応答がはじまると、ステージと会場が一体と化して、和やかな雰

囲気となり、御三方の女性、主に現•旦那さまがゲイだといううさぎ氏に質問が飛び交った。

定年前の母に溺愛され、婚約破綻となった女性は、子供を母にプレゼントしたら老後に喜ば

れるという妄想を抱いていたり、娘に夫以外の男が出来てしまい、置きざりになった年頃の

孫の母代わりをする女性の狂気的な気遣いなど、驚くような現実を本人たちの口から伝えら

れ、それぞれに抱える悩みに対するアドバイスが繰り広げられるのだった。

うさぎ氏は、現在の婚姻関係について、「これから年を重ねていくことを思えば、さすがの

私でも、誰も自分のことを親身に思わないという孤独には耐えかねない。たまたま夫となっ

た男性とは、その意味で価値観が合い、家族として一緒にいる」ということで、

おくりびとではないけれど、彼が先に死ねば私が看取り、その反対もありで、ちゃんと見送

りたいのだと。絶対的な信頼関係で結ばれているとそう言っていた。

お二人の間にはもちろん、性的な関係はまったくなく、あくまで家族というスタンスである

という。彼の恋人は2人の住処にやってくるが、うさぎ氏はそういう時、外泊であるらし

く、一体ご自宅の寝室はどうなっているのかしらと思いながら、あっという間にフォーラム

終了。

喫煙所で一服していたら、偶然にもうさぎ氏がタバコを1本箱から取り出しながら、私の目

の前にピョコンと腰を下ろしてくれるはないですか。おかげで直にお話をうかがうことがで

きた。小柄で可愛らしい。なのに、頭の中や生き方は驚くほど男らしい。判断基準はよく分

からないが、日本では少なくともそういうことになると思います。買い物依存や整形、豊胸

なら、どちらかといえば、女性であること、美しくあることなど外面的、物質的な要素にこ

だわっている風にも捉えられるが、それは女性であることへの自己嫌悪の現れだとおっ

しゃっていた。丁重で謙虚でまっすぐな、なんとも素敵な女性であった。

艶っぽい方でびっくりしました、綺麗ですねというと、大きな目をさらに大きく見開き、と

んでもないの全否定。そこに照れはなく、艶っぽいなら春菊さんの方じゃないかな、と。

潔くかっこええ女王です。

女性性を消し去りたいという願望は自己嫌悪の感は私にもあって、女として何やかんや言わ

れることが嫌な時期もありながら、されど女であり、今日も女である。女、女、女。

考えることがたくさんあります。









うつ伏せになって、体のあちこちにあるツボを押してもらうとき、

あのなんともいえん小さい穴空き枕みたいなやつに顔を押しやると、見たこともないせっま

い床をよく放心状態で覗いてますが、あれは下向きだから直視できるのかなあ。

私には今、怖くて覗けない空間というものがあります。

このところ、1階にいると聞こえるはずのない2階の上、つまり屋根裏辺りから猫の走り廻る

足音が聞こえ出し、しばらく気にせずにいたのですが、1階にいる時、頻繁に聞こえるよう

になり、気になって仕方がなくなったので見てみると、なんと2階の部屋の押し入れの天辺の

一部が正方形の出入り口になっており、そこから猫が出入りしていたようなのです。もちろ

ん、元々は天井の一部なので、蓋のように閉まっているけれど、それを下から小突けば、簡

単に開くという仕組み。猫がこれを見つけて、1人の空間を満喫していたよう。

自宅の隅々まで把握しているつもりでしたが、まさか裏部屋的な空間があるとは驚きです。

秘密の扉は現在、開いたままですが、真っ暗なので怖くて覗けず、猫だけの知る世界。

顔を近づけてみると、むわぁっとした生温い空気が漂ってきて、異様な雰囲気。

ここに上がる猫は、3匹のうち黒猫だけ。彼が上から覗いてくると、黄色の目だけが未知の

空間からギラと光ってみえるので余計に怖い。もしかして誰かいるんやないかと、いやいや

怖いんでこの辺りでやめておきましょう。今晩から眠れなくなります。

猫、屋根裏の散歩者。私の知らん世界を知っているのかもしれません。


ところで、ポッドキャストの更新が半日ほど遅れました。

水曜どうでしょう? 木曜どうしよう... 金曜やんけ。堂々たる言い訳、失礼致しました。

楽しみにして下さっていた方、すみません。

ジャングル☆ジャム第5弾、お待たせしました。






ジャングル☆ジャム 第5弾



今回は、URU氏に訪れそうな人生の春、絵本作家のなばたとしたか氏、そして『Back to 

xxx』では1991年にタイムスリップしたお話などをお届けしています。


4月29日(水)に、『こびとづかん』が大好評のなばた氏のサイン会イベントが

青山ブックセンターであります。


番組内で、GカップならぬCカップ時代の写真をアップするというお話がありましたが、

やはり恥ずかしいので秘沈にしておきます。


ノックされた扉を開けるかどうかは自分次第と重大発言をしたURU氏。

さて扉は開け放たれたのでしょうか。


深沢エリサ

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生まれてすみません。



太宰治氏の「さよならを言うまえに 人生のことば292章」の新装新版初版より。


久々にこの言葉を目にし、ある友人の姿が想いだされました。

深沢エリサという32歳で他界した、ハーフのモデルさんです。



生まれてありがとう。



真逆です。

彼女のことを大人だ、大人だと思っていたのに、気がつけば彼女が生きた年数を優に1年も

越してしまっており、時の過ぎ行くスピードに今さら愕然とした。

私はエリサ氏の生きた時間の、それはもう本当に、ごく一部にしか存在しなかっただろうけ

ど、駆け抜けるように目の前に現れ、儚く消えていった彼女の生き様は、最期まで素敵だっ

た。棺の中の彼女を見ても不思議と涙があまり出てこなかったのは、やるだけやりきったと

でもいうような、どこか満足げで、安らかな顔をしていたから。

一瞬、一瞬を大事に生きてきたんだろうな、そうひしと感じました。

最近、ボーッとしていたわけではなく、むしろ時間のなさにドタバタして、ただただ「こな

す」日々。

ある意味、時間に危機感がなく、大切に扱えていないことを反省。

そういうわけで、時間よすみません。

エリサ氏よ、ありがとう。


写真は、エリサ氏の追悼エキシビションで頂いた、バッグに描かれたエリサ氏の顔です。


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ジャングル☆ジャム 第4弾

ポッドキャスト第4弾をアップします。

今回は、URU氏の亡き愛父が(馬鹿)息子のために残した1枚の遺書について。

茂木健一郎氏と重松清氏共著の『涙の理由』。

そして新コーナー Back to ×××では、遡ったあの時のことをお話しています。

ペケペケペケはチョメチョメと呼ぶのですね。

ぜひご拝聴くださいませ。


さて。先日、『昭和』を楽しんできました。

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新宿やのに『銀座カンカン』て。

靖国通りにこんなところあったんですね。

知恵の輪、ピーピー吹く笛、桜餅、浮世離れした店員さんたち。

めんこ。川端康成氏のポスター。キナコぱん。銀色のお皿。給食、インド?

地元のにらめっこという今はなき駄菓子屋を想いだしました。


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最近、親友ウィークです。

しかも、気づいたらべっぴんさんの親友ばかりで自慢みたいになってしまうのですが、

本物の美人さんなので仕方がありません。

久しぶりのランデブーのために新宿の銀座の酒場へ誘ってくれたのは、川村早織梨さん。

テレビに舞台に大活躍の女優さんです。

ほんまに美しい。

カンカンの入口の駄菓子コーナーに、色々お菓子とか、おもちゃとか色々置いてあって、

物色していたのですが。

おもちゃの指輪コレクションにがっつく私たちはさぞ大阪のバーゲン会場、行ったことない

けど、そのまさに情熱の赴くまま、まさに獲物に食らいつく動物状態だったでしょう。

野蛮でした。


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手前の猫は彼女の猫で、その猫を描いたのは彼女で、その絵は油絵です。

それが猫氏のバックにある絵です。

私は観に行けなかったのですが、日本のごっつい賞をもらったすごい作品です。

早織梨さん、絵本の刊行、楽しみにしています。

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モデルになった猫氏の隣にいるのは、共に暮らす犬氏です。

なんともいえんたまらん写真ですね。

男と女みたいですね。

順番にいうと、男、女かしら。左から右。

太宰治の『斜陽』より。

僕は下品になりたかった。強くいや強暴になりたかった。

そうして、それが、所謂民衆の友になり得る唯一の道だと思ったのです。

お酒ぐらいでは、とても駄目だったんです。

いつも、くらくら目まいをしていなければならなかったんです。

(中略)

僕は下品になりました。下品な言葉づかいをするようになりました。

けれども、それは半分は、いや、六十パーセントは、哀れな附け焼刃でした。へたな小細工

でした。

ある意味、この猫氏や犬氏のように、野蛮な人は動物的で素敵だと思います。

中途半端な夜半すぎのたわごと。度が過ぎたかもしれません。













ポッドキャスト第3弾をアップしました。

今回のテーマは、『デザイン』。ウェディングドレス〜墓石まで、デザインについてのお話

をお届けしています。先日、本屋大賞を受賞したあの本の魅力について、URU氏とトークし

ています。ぜひ、ご拝聴くださいまし。

ところで、オノ•ヨーコさんが、チャリティ用に新しい壁画『約束』をニューヨークの国連本

部で発表されました。『世界自閉症啓発デー』という、自閉症で苦しむ人々のためのイベン

トのためのもので、高さ2.1メートルのアクリル製のピースを67個組み合わせた、青空と

白い雲の絵。現在、全世界で自閉症患者が6700万人に達する現状を踏まえ、パズルの

ピースを組み合わせるように、皆が力を合わせてこの病気に取り組もうというメッセージを

送ったそう。ビジョン、発想共に素晴らしく、感動。



話は飛びますが、水無田気流(みなしたきりゅう)氏の『音速平和』(2006年中原中也賞受

賞)より一句。



『文字スクイ』


きのうは神社のえんにちでした

はんぶんかかしのおじさんが文字スクイのみせをだしていました

片目でわらって紙せいのもろいスクイあみくれました

(たぶん片目はビー玉です)

(たぶん片手はぐん手です)

文字はひらひらにげるのでぼくはひやひやおいました

水がゆるゆるしみこんであみはじわじわとけました

あかやきいろやきんいろの文字はきらきらにげました

かかしのおじさんはききました

うんとぼくはいいました

(たぶんお口はうごいていない)

(たぶんお鼻はいきしていない)

そうかとおじさんはいいました

文字はわくですくうといいよ

こんなふうにこんなぐあいにまねしてすらすら文字をすくうと

文字はびちびちはねました

ビニールぶくろにいれてもらっていっしょにおうちにかえりました

ガラスばちにいれてもらいました

でもけさおきたら文字たちはみんなぷかぷかういていました

だからきょうのこのにっきは死んだ文字でかきました おわり


今、ちょうど水村美苗氏の『日本語が亡びる時 英語の世紀の中で』を読んでいるのです

が、この詩を読み、平仮名の並びと美しさと、単調な音の持つなんともいえん響きに、日本

語は改めていい言葉だなあと感じました。言葉は日々話され、書かれ、どんどん消耗されて

いきますが、丁寧に扱うという意識を普段あまりもつことはないように思います。丁寧に配

慮することはあっても、なかなか丁寧には扱えないものです。『文字スクイ』にあるよう

に、文字は手でつかめへんものなので、ぼーっとしてたらこぼれおちていくからなんでしょ

うか。言葉は、生もの。生きているからこそ、大事に大事に扱わないといけないですね。

あいうえおの数は変わらないし、新しい漢字が次々に発明されるわけでもない。私たちはた

だ、順序を並べ替えて、話したり書いたりしています。考えてみれば、不思議な感覚やと思

います。消える言葉じゃなくて残っていく言葉を紡いでいきたいですね。







いぇいぇい

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狙ったわけではないのに、顔がお化けになっとります。

隣の美女は、大親友(と勝手に公言してますが)のEMI氏です。

久々に会い、会っていない間の身辺報告諸々。

髪をバッサリ切って、より一層べっぴんさんになっておりました。

事前の打ち合わせなしやのに、互いが、交通整理するかのごとく長い長いスカートを履いて

いたことには驚きましたし、上着を脱げば、あれまあ、互いに夏使用。季節完全無視。

レンズのない眼鏡やら、安定感やら、ハワイやら、ぎっくり腰やら、アシンメトリーやら、

なんたらかんたら、もう、なんなんでしょう。飛び交う言葉。笑笑笑。

私のメールアドレスに『Yeah=いぇい』が入っているのがやっぱり変やと、彼女は大きな口

を開けて大笑い。いぇいの連呼で閉めた会食でした。

あったりまえのことをいうようでなんですが、素敵な人はいつまでも素敵です。

最近それをひしと感じます。あー、出会えて良かったっていえるって人間として、幸せなこ

とやと思います。

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モデル、女優と活動の幅を広げまくっているEMI氏の魅力がてんこもりの本です。

ぜひ、手に取ってみてください。ほんまに素敵です。

僭越ながら、自身もEMI氏に対するコメントを書かせて頂きました。


あなたは一体、どこまで羽ばたいてしまうのでしょうか。

刺激的な夜をどうもありがとう。