ジャングル☆ジャム 第3弾

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ポッドキャスト第3弾をアップしました。

今回のテーマは、『デザイン』。ウェディングドレス〜墓石まで、デザインについてのお話

をお届けしています。先日、本屋大賞を受賞したあの本の魅力について、URU氏とトークし

ています。ぜひ、ご拝聴くださいまし。

ところで、オノ•ヨーコさんが、チャリティ用に新しい壁画『約束』をニューヨークの国連本

部で発表されました。『世界自閉症啓発デー』という、自閉症で苦しむ人々のためのイベン

トのためのもので、高さ2.1メートルのアクリル製のピースを67個組み合わせた、青空と

白い雲の絵。現在、全世界で自閉症患者が6700万人に達する現状を踏まえ、パズルの

ピースを組み合わせるように、皆が力を合わせてこの病気に取り組もうというメッセージを

送ったそう。ビジョン、発想共に素晴らしく、感動。



話は飛びますが、水無田気流(みなしたきりゅう)氏の『音速平和』(2006年中原中也賞受

賞)より一句。



『文字スクイ』


きのうは神社のえんにちでした

はんぶんかかしのおじさんが文字スクイのみせをだしていました

片目でわらって紙せいのもろいスクイあみくれました

(たぶん片目はビー玉です)

(たぶん片手はぐん手です)

文字はひらひらにげるのでぼくはひやひやおいました

水がゆるゆるしみこんであみはじわじわとけました

あかやきいろやきんいろの文字はきらきらにげました

かかしのおじさんはききました

うんとぼくはいいました

(たぶんお口はうごいていない)

(たぶんお鼻はいきしていない)

そうかとおじさんはいいました

文字はわくですくうといいよ

こんなふうにこんなぐあいにまねしてすらすら文字をすくうと

文字はびちびちはねました

ビニールぶくろにいれてもらっていっしょにおうちにかえりました

ガラスばちにいれてもらいました

でもけさおきたら文字たちはみんなぷかぷかういていました

だからきょうのこのにっきは死んだ文字でかきました おわり


今、ちょうど水村美苗氏の『日本語が亡びる時 英語の世紀の中で』を読んでいるのです

が、この詩を読み、平仮名の並びと美しさと、単調な音の持つなんともいえん響きに、日本

語は改めていい言葉だなあと感じました。言葉は日々話され、書かれ、どんどん消耗されて

いきますが、丁寧に扱うという意識を普段あまりもつことはないように思います。丁寧に配

慮することはあっても、なかなか丁寧には扱えないものです。『文字スクイ』にあるよう

に、文字は手でつかめへんものなので、ぼーっとしてたらこぼれおちていくからなんでしょ

うか。言葉は、生もの。生きているからこそ、大事に大事に扱わないといけないですね。

あいうえおの数は変わらないし、新しい漢字が次々に発明されるわけでもない。私たちはた

だ、順序を並べ替えて、話したり書いたりしています。考えてみれば、不思議な感覚やと思

います。消える言葉じゃなくて残っていく言葉を紡いでいきたいですね。







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