世界的水準の飲み屋で小松政夫さんに会う&発光眼猫

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昨夜、新宿3丁目のどん底で呑んでいたら、小松政夫さんのご一行と隣り合わせになりまし

た。アロハシャツにデニムをおめしで、ヘアもバシッときめておられて、ダンディな紳士で

した。本当に素敵です。


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(左:私 中央:小松政夫さん 右:友)




昭和26年に開店したこの酒場について、三島由紀夫さんは次のような言葉を残してい

ます。





クノッフ出版社のストラウス編集長夫妻が、新宿へ遊びに行きたいというので、案内して、

まず若い人の大ぜい集まるロシヤ風の酒場「どん底」へゆき、焼き鳥キャバレー二軒まわっ

たところ、夫妻は大よろこびであった。

酒場「どん底」では、ドン底歌集というものを売っていて、ある歌を1人が唄い出すと、期

せずして若人の大合唱となる。喚声と音楽が一しょになって、なまなましいエネルギーが、

一種のハーモニィを作り上げる。何ともいえぬハリ切った健康的な享楽場である。

(中省略)

しかしワビだのサビだのといっていた日本人が集団的な享楽の仕方を学び、とにもかくにも

一夕の歓楽の渦巻きを作りうるようになったのは、戦後の現象で銀座の高級バアーでコソコ

ソ個人的享楽にふけっている連中にくらべると、焼き鳥キャバレーやどん底酒場のほうが、

よほど世界的水準に近づいているように、私には思われるのであった。



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このどん底は、酒場という名がつくのに、なぜかトルティーリャ•エスパニョーラがあり、ス

ペインワインも飲めて、いいちこや泡盛ももちろん頼める。天井にはシャンデリア、3階に

続く空間には錆びきってボロボロの自転車のオブジェが飾ってあり、焦げ茶の柱に白い壁。

西洋ミックスとひとことでは割り切れない、なんとも不思議な空間で、魅力的でした。


うつみ宮土理さんの「急ぐ男」、内館牧子さんの「昔の男」にもインスピレーションを与え

たという男と女と酒と泪と人生と、ああ、なんか演歌調ですが、人や生き様が詰まっている

愛されるべき、伝説的、そして今なお健在の新宿の顔です。


美川憲一さんによると、昭和四十年頃、すでに、どん底の地下には、ラ•カーブというゲイ

バーがあったそうで、3丁目は2丁目よりも先をいっていたとのことです。まだ、知らない

ことがいっぱいあるのですね。何とも、いい夜でした。


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ところで、友人の猫ですが、どうしたのでしょうか。目からビームが出ています。

飼い主への愛情表現でしょうか。光の加減?

猫なのにうさぎという名前で、体がびっくりするほど柔らかい娘です。






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