しばらくぶりに呑みましょう、と言って、友2人と約束をしていたのだけれど、彼女たちの
居場所に辿り着くのに、えらい時間がかかってしまった。
ことのはじまりは、打ち合わせが思いのほか、長引いてしまったこと。30分遅れで目的地
に到着。だけども、どこの店に入ったのかは知らない。連絡を取ろうと、電話することそ
れから1時間。2人の携帯に交互にかけども、一向にノーアンサー。そうこうするうちに、
小雨が降り出すわ、荷物重いわで、途方に暮れてまた30分。
やってらんねぇ。最寄りのコンビニで缶酎ハイを買い、路上でグイッと呑む。ちょうど、近
くで1人立ち飲みしているビジネスパーソンがいたので、一緒にグイグイ。
でも、ぬぐいきれないむなしい気持ち。私は一体、ここで何をやってるんだろう。
「あと、30分待って、連絡つかなければ帰ろう」
心して、携帯を再び握り、コールする。相変わらず、ノーアンサー。
いよいよむなしくなって、空を見上げたり、通行人を横目に己酔い。
その時、友からの着信。
「ごめんねぇぇぇ。話に夢中になっちゃってさぁ」
と笑いながら、謝る。後ろからもう一人のバカ笑いが聞こえる。
ようやく現場に辿り着けたその時、開口一番、「あんたら、何のために携帯持ってるね
ん」と私。
それに対して、明確な答えはナシ。とにかく笑いまくる2人。目尻に涙さえ浮かべている。
見ると、2人共、携帯を入れたバッグをちゃんと椅子の背中に当てて置いているではない
の。そりゃ、遅れたけどさ。ねぇ、ねぇ、気づいてよ。あのさ、笑い過ぎやで。
2時間弱に渡る新種の放置プレイに、せつないカロリーを消費した。
それはそれは酔っぱらった夜でした。


