2009年10月アーカイブ


ニュース音声の「母子加算」が「お鹿さん」に聞こえる今日この頃です。

近所の酒屋に、鹿せんべいに似た、たるさん?かるさん?煎餅が売っていて、買おうと思い

ましたが、なんとなくしけてそうだったのでやめました。

玄関に牛のべこを飾っていますが、猫たちのイタズラで時々こけてます。

そうそう、鹿年というのはないんですね。そのくせ、龍なんて実在しない動物が入ってい

るのだから、蟻年、熊年...。色々バリエーションを作っておけば、年女や厄年という

バイトのシフトみたいなものも、効率良く回避できたかもしれません。

十二支の謎については、これ以上考えても、アイ•ハヴ•ノー•アイディアなので、ウィキペ

ディアで調べてみるとします。


先日、夜の門前仲町を訪れた際の三つの出来事。

その一。富岡八幡宮の境内で、本堂に一礼して通り過ぎていく女性。

おそらく地元の人なのだろう。バイオリンケースを背負って颯爽と歩く姿と、まっす

ぐ伸びた髪が印象的だった。きっと、そこは彼女の帰り道で、雨の日以外は毎日ごあいさつ

をしてるんだろうな、そんなことを勝手に想像してしまう場面。感慨深かった。

その二。飲み屋で、隣になったサラリーマン男性二人の会話。

A氏、終始笑顔で「人生楽しんでますねぇ」。

B氏、ぶつくさ否定的な答えを返す。

「ね、そういうの忘れましょ」。A氏のひと言で、二軒目へと消えていった二人。

その三。「これ、老人ホームでやるらしいんですけど、こう、右と左に、歩くようにね、3

00回。足上げエクササイズをするんですよ」と教えてくれたバーのマスター。見よう見ま

ねでやってみたら、私の尻にチラを目をやり、「ヒップアップ効果もあるらしいですよ」。

笑うに笑えないアドバイス。






今回のポッドキャストは、先週に引き続き、デザイナーの宮本英生氏をゲストに迎え、お届

けします。

メンズスーツを主とした創作の現場、ビジネスの実情まで、お話していただきました。

限られた時間ではありますが、洋服作りについて語る言葉の節々から、いっこもまがってい

ない彼の実直な生き方がうかがえ、人生のヒントになるお話が詰まっていると思います。

どうぞご拝聴くださいませ。




どこで覚えてきたのでしょうか。

最近、猫のココが、毎朝、たぶん、7時半〜8時くらいになると、肉球で頬をペタペタ叩い

てくるようになりました。

布団を被って寝ているフリをすると、頭の周りをグルグル歩き出し、鳴き声がどんどん大き

くなっていく。目だけチラと出して見ると、枕元に、お行儀よく座り凝視している。しばら

くすると、どこからともなく、他2匹、ヴィヴィとドンがやってきて、遠巻きにココと私の

様子を窺いながら、こちらに熱い視線を送ってくる。つまり、これは、「早く起きてごはん

ちょうだいよ」というアピールで、小さい頃に比べると、随分、かしこくなったものだなあ

、やれやれと思いながら、重い腰を上げる。台所に降りていくと、全員(というのも大

袈裟だけど)が、ダダダダダ、ダッシュ。キャットフードの袋を振ってみせると、壁の角に

すり寄って、眩しそうに目を細める。その様子があまりに可愛いので、少しの間、3つ並ん

だ空っぽの器の前で、しらんぷりをしてやる。すると、みな、落ち着かなくなって鳴きまく

る。こんな感じで、我が家の朝ははじまり、あとは、1日中、好きなだけ眠って、遊んで、

甘えて。ああ、あなたたちは本当に陽気でいいわねと思っていたけれど、「ロング•グッドバ

イ」のマーロウの猫とか、「グーグーだって猫である」のサバとか、「吾輩は猫である」の

猫たちをみていると、彼女たちはそしらぬフリして、こちらの行動を見ているようで、

ドキッとしますし、することがあります。

言葉がない分、目に表情が出るので、(飼い主の贔屓目かもしれませんが)喜怒哀楽はかな

りはっきり分かります。ああ、私がトイレを掃除していないから怒ってるのだなとか、遊び

たいのに玩具を隠したから、無視してくるのだなとか。こういう時は、たいてい目がつり上

がっています。お風呂に入れる時と爪を切る時は、もっとひどくて、「こいつ、ほんまに

うっとうしい。離してよ、もう」と瞬きを何度もして、顔を歪ませます。でも、かつお節を

あげる時は、目を大きく見開いてクルクルしますし、皆、その後の対応がかなりいいです。

大好きオーラを出すわけです。うとうとしている時に体を撫でてやると、ココは、リラック

スしすぎて白目になるほどです。絵的には少しこわいですが、人間と同じですよね。

逆に、普段の私の行いもちゃんと見ているのだと思います。この子たちが、人間だったらど

んな感じだろうとよく想像するのですが、実際、人間になって言葉を交わすことがあろうも

のなら、こちらが赤面ものでしょう。独り言や自作の替え歌、体操。それだけじゃないです

が、パーソナルな部分を一番よくみているだろうから。ああ、恥ずかし。共存していること

を肝に銘じて、生活態度を改めなくちゃだな。


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ここ1週間ほど、サーバーの調子が優れず、不具合があったようで、すみません。

もう直ったみたいなので、通常通り、再開します。


さて、今回のジャングル☆ジャムは、Mollowというブランドのデザイナー、宮本英生氏を

お招きしての20分です。





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宮本氏とは、大学時代からの10年来の友人であるけれど、顔を合わせるのは、実に2年ぶ

りでした。

特に約束するでもなく、自然な流れで、会ったり、間が空いたり。お互いに気ままです。

今回の収録もある朝、偶然、彼がひょいと電話をよこしてくれたことから、実現するに至り

ました。

宮本氏は、ロンドン•カレッジ•オブ•ファッションで、紳士服のテーラリングを専攻し、帰国

後、自身のブランドを立ち上げられました。日本では希有な、デザイナーによる(主に)紳

士服のフルオーダーを実践されていて、既製服ラインとは別に、1着ずつ、個人に合わせた

服作りをしています。聞くところによると、日本のテイラー(スーツの職人さんですね)の

平均年齢は、現在65歳以上で、かなり高齢化が進んでおり、受け継ぐ若手がほとんどいな

いとのこと。日本のスーツ界を廃れさせず、活性化していくために先輩テイラーたちとの

交流も積極的にされているそうです。

〝新しきを創造するデザイナー〟と〝歴史と技術に裏付けられた技を持つ職人〟。

自身をこの中間にいると自負する彼の洋服には、消費•流行と対極にある、不変な格好良さ

があると感じました。

レディースも数点あったので、試着させて頂いたのですが、個人的に、メンズライクなも

のが好きなせいもあり、まさに求めているテイスト。洒落てる。そのうえ、シルエットも着

心地もいい。今年だけじゃなくて、来年も、再来年も、ずっと着れそう。

べた褒めですが、彼の洋服は、本当に素晴らしい。


メディアに出るのをあまり好まないということでしたが、ストイックなまでに男気溢れる

写真があまりに素敵だったので、勝手に載せます。そして、載せました。(許してね)




番組のエンディングでは、阪神大震災のあった年、かつてのオージー•ボーイフレンドから、

帰国中の私に届いた阿呆なハガキを紹介しています。ちなみに、そのハガキの表は↓なのです

が、書いてあることが本当にどうでもいいことすぎて、何度読んでも笑え、懐かしく思いま

した。間違いなく、阿呆な返事を書いていたのだと思います。

一緒に笑いましょう。


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恥ずかしながら、今でもときどき、母親にモーニングコールをしてもらうことがある。

それは、翌朝、確実に起きれないと胸を張っていえる夜のことであって、受話器片手に頭を

下げながら頼んでみると、毎度、「情けないわぁ。自分で起きよ。...っもう!ったく!」と

苛立たせてしまう。私の言い分は、「起きれないからお願いします」、たったそれだけ。

でも、そうでしかないのであって、本当に情けないのだけれど、中学生の時分から、どこの

国にいようが、関係なく続いている習慣のひとつだったりする。

そのことについて、もう1人、えらくご立腹な人がいる。

Nさんといって、かなりはしょって説明すると、弁も立ち、活動的で、新しいことにはとん

と、無関心だった母をあちこち連れ回す、マブダチだ。

「東京に1人で暮らしてるいっちょまえの女が、朝起こしてってどないやねん!」と母伝い

にNさんからお叱りを受けた。生みの親よりも厳しい。

それはさておき。とある秋の一日、なにやらNさんの買い物に付き合った後、見たくもない映

画をご一緒したと言う。どんな映画かと尋ねたら、「少年Aやの、少年Bやの、分け分からん

やつよ」と母。結局、ストーリーを理解できないまま、映画は終わったそうで、タイトルは

どうやら20世紀少年だったらしい。

母が20世紀少年?大きなスクリーンのある劇場にわざわざ出向くなんて、たとえそれが、

感情を揺さぶられるフリであっても、これまでの彼女ならならありえないことだ。

「行こうよ、ええやん、面白いって」とNさんに手を引かれると、断れないから行くのよ、

と言い訳がましくいうけれど、実際、Nさんが母に与えている影響ははかりしれない。

突然、金沢の温泉に2人旅に出かけたり、Nさんの詩吟仲間のパーティに参加したり、海外旅

行を計画したり、なにせ話を聞いているだけでも、楽しそうなので、うらやましい気持ちに

なることがある。マブダチ万歳。



さっき、風呂に浸かりながら、河井隼雄氏の「大人の友情」を読んでいたら、まるごとお湯

の中に落としてしまった。まだ半乾きのページにはこんな言葉がある。


「ミツハル、いってしまったのか。

『いく』という表現はかぎりなくおれをいら立たせる。おれが何と言おうと、おぬしは一

切聞いていないじゃなか。オン•ザ•ロックの氷のようにおぬしは溶けた。自我の司令部を解

体した。おぬしがのこした再現可能なものが集まり、いまあらためてはじめた自己運動の

ほかにおぬしはもういない」

これは、井上光晴氏の追悼文集からの抜粋で、自分を置いていなくなった友に対して、

怒っているのと、悲しいのとが入り混じっていて、心を掴まれた。

対して、昨日観た、レイモンド•チャンドラーの『ロング•グッドバイ』のフィリップ•マーロ

ウが友人のテリー•レノックスに抱く感情は、似た種類のものなのに、もう二度と友には戻れ

ない結末を迎えてしまった。裏切りが殺意に変わる、静かだけれど、恐ろしい場面。

チャンドラーの自伝的な話でもあるというのだから、書くのはつらかったのだと思う。

こんなこと、本当にあったらつらすぎるでしょう。

阿修羅のごとく、旅するジーンズと19歳の旅立ち、櫻の園、テルマ&ルイーズ、大阪ハム

レット。さらにいうと、Lの世界はシーズン3に突入。

今日は、立て続けに映画を観たので、頭がぼやっとしています。

阿修羅の〜、四姉妹のおとん役、仲代達矢さんにしびれた夜でした。






ゴールデンバッドを吸っている現存の方に、今週、生まれて2人目に会いました。

誰も選んで吸わないタバコだと愛煙家の祖母に聞いていたので、こんなに身近にいたのか、

ほええと驚きました。パッケージの緑が際立っていました。

その夜、美味しい焼き鳥をたらふくご馳走になった後、アエラを購入。

気になる巻頭の勝間さんと香山さんの対談はかなりヒートアップしていました。

ちょうど、前回のポッドキャストでお二人のことを取り上げたばかりだったので、リアルに

興味深かったです。

見出しがキャッチーなのに、中身はわりと穏やかだと感じました。

凛々しい横顔の写真が掲載されていますが、相反する2人の女性の友情がこの対談を介して

生まれたのではないか、と思うのは浅はかでしょうか。でも、そう思います。

仲良くして、世の女性を良き方向へリードする指針を示してください。どうか。

カツマーの次はカヤマー。私たちの社会は、お題付け上手だと思います。暗号のごとく、ス

イッとすぐに記憶できるタイトルをつけて、カテゴライズするのが本当に早いしうまいです

よね。


さて。

ジャングル☆ジャムもはや、21回目です。

URU氏と、100回を目標にスタートしたポッドキャストが、もう5分の1も過ぎました。






ジャングル☆ジャム 第21弾


今回は、「友達」をテーマに20分のお話をお届けします。

唐突ではありますが、私には20年来の大切な友達がいます。

性格や生き方、趣味嗜好もまるで違うのですが、どこにいても、(こちらが勝手に)、

何かが起きても、起きなくても、真っ先に、思い浮かぶのが、まず、この人です。

文通や国際電話を通して、成長していくお互いをごく自然な形でみてきました。

先日、実家へ戻った時に、「過去の記憶があいまいで、とぎれとぎれで、日記や手紙を頼り

に、過去を辿っている」という話をした時、彼女は、私が彼女に宛てて送った手紙を綺麗に

まとめた袋(バーゲンでいっぱい買い物した時くらいの袋の大きさです)を差し出して、

「持ってっていいよ」といってくれました。

それは、それは、自分でも驚くほど膨大な量で、何百通でしょうか。数えられませんが、

毎日、話すかのように、しょうもない、とりとめのないことを文字にして、彼女に送って

いました。

東京に戻り、持ち帰った手紙を読んでみると、もう恥ずかしくて目も当てられぬ内容ばか

り。

当時好きな男子のことや、行ったイベントや、出くわした珍事件など、もうどうでもいいこ

との自分垂れ流しオンパレード。よくぞここまでつきあってくれましたというのが本当のと

ころです。感謝の気持ちでいっぱいです。でも、これが青春だったのかもしれません。


前置きがめちゃんこ長くなりましたが。


今回は、その彼女に宛てたある年の誕生日カードの一節と、自身がインド旅行中に記した日

記を元にした記憶を辿る旅です。

どうぞご拝聴くださいませ。












久々のポッドキャストです。

毎度、聴いて下さっているみなさま、前触れなく、休止してごめんなさい。

今回より、10分時間を縮め、20分のトークをお届けします。

ジャングル☆ジャム第20弾です。





ジャングル☆ジャム 第20弾


今回は、現代女性の生き方について、2つの著書を取り上げて考えてみました。


■経済評論家の勝間和代さんの「インディペンデントな生き方」

■精神科医の香山リカさんの「しがみつかない生き方 
           
                『ふつうの幸せ』を手に入れる10のルール」


そして、URU氏のお土産、夕張メロンのキャンディーの味をレポート。

さて、うまく味が伝わるでしょうか。

ぜひご拝聴ください。



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岩井志麻子氏原作、三池崇史監督の『IMPRINT 〜ぼっけぇ、きょうてぇ〜』を観ました。

関西風にいうと、〝ごっつい怖い〟という意味の〝ぼっけぇ、きょうてぇ〟(岡山弁)は、

映像的にはかなりグロテスクです。女の頭に双子の姉が住んで(生きて)いて、人間の姿を

した妹にあれこれ指示を出す。言うことを聞かなければ、額の辺りからにょきにょきと手の

指が出てくる。その手のひらには、人間の姿とはほど遠い、化け物の姉の顔があって、喋る

し、噛む。女将の指輪を盗んだ疑いをかけられた女郎の拷問シーンは、爪と歯茎に金属製の

串を刺し、逆さ吊りで失禁する。女の頭にピストルの玉が当たると、後頭部からぐじゃぐ

じゃの脳みそが出てきたりと、直視するのがやっとでした。

でも、話の内容が〝ぼっけぇ、きょうてぇ〟かどうかというと、そうは感じません。

あらすじはこう。

あるアメリカ人の記者が、「必ず迎えにくる」と約束した恋仲の女郎•小桃を探すため、川の

中にある浮島の遊郭を訪れると、別の女郎に出逢い、一夜を共に過ごすことになります。

それが、先ほどの双子の妹(人間の姿をした方)。

(特殊メイクで片方の顔がひきつった工藤夕貴さんは、ぼっけぇ綺麗。)

この女が、自分の悲惨な生い立ちを織り交ぜながら、小桃が「彼が迎えにくる」と待ちわび

て、果ては自殺してしまったと伝えるのですが...。

それが真実かどうかというのが物語の核です。



狂気や苦しみ、渇望が女を狂わせていき、憎悪が噴火する。

思うように操作できない感情は、女の中にある愛情をどんどんゆがめてゆき、

理性を保つためのしたたかさと嘘は、とても儚く、露していく。

ホラーではあるけれど、女性という生き物の根底にある、醜くて、美しい、不変の本質が

描かれていると感じました。


今日は久々の晴れですね。

こんな日は、理由もなく嬉しいなぁ。