(日本経済新聞出版社)
街と人への愛が溢れるドキュメンタリーです。
同氏とはお会いする度、なぜだか、阪神タイガースと互いの家族の話に花が咲き、本題から
グイーンと外れまくりの数時間を過ごしてしまいます。
水とコーヒーをかわるがわる飲んで、口の中がねちゃこくなる頃、そろそろ時間だわとお別
れのご挨拶をするのですが、直後、「ところで、今日は何をしに来たんだったっけ?」と首
をかしげてばかりなのです。
肝心なことを忘れた!しまった!またやってもた!
「また次があるからね、その時に...」なんて自分宥めを何度繰り返したことでしょう。
そう雨の午後。夕方も、電車を乗り間違えた日も!
先日お会いした時の同氏の一言。
「いっつも僕らは、主題を忘れるね。今日は最初に話しておかないとね」。
脱線会議、マジック!これが一番楽しいのですよね、ね。
山田氏の脱力ぶりは、リアルな世界を和ませてくれる力があります。
一人より二人。会話の糸口を彼に引っ張られると、えらいところに終着します。
ヨウ•化学反応!
そんな口ぶりが、〝ヨコハマ伊勢佐木町〟にもやはり現れていて、すぐそばで読み聞かせし
てもらっているような、贅沢な気分になれる本です。


