いつどこでどんな風に死んでいくかなんて、誰もみな分からないけれど、こんなにも突然
で、早く、悔やしいことはありません。
フジファブリックのボーカル、志村正彦氏が亡くなられました。
いっつもあなたの声にしびれていました。
ライブであなたが汗びっしょりになって歌う姿にただ呆然とみとれていました。
銀河もサボテンレコードも。赤黄色の金木犀も、夜汽車も、笑ってサヨナラも線香花火も
パッションフルーツも陽炎も。
あなたの作る曲が大好きでした。
きっと、鳥肌が立つほど的を得て人の気持ちが分かってしまう人。
たぶん、突いたらふわっと飛んでいってしまいそうに線の細い人。
その中にまっすぐ伸びる光線みたいな鋭い強さを持っている、私にはそう映っていた人。
とてもとても魅力的でした。
ヘッドフォンを耳に差し込めば、好きなだけ、何度もあなたの歌声を聞くことは出来るけれ
ど、歌う姿をもう二度と見れないと思うと、無力感というのか、頭の中が煙に捲かれて、
思考が停止してしまいます。
勝手に呼んじゃいますが、志村さん。
哀しい。もう一度歌って欲しい。逝かんといて、戻ってきて。
皮肉か、あなたの仕業か。今日は茜色の夕日。忘れることはできないな?
私だって忘れることはできないな。ねぇ、空から見てますか。


