写真:島隆志 言葉:岸由利子
そこに人間みんな乗っかって、どんどん変わっていく。
万人に平等に与えられているものは時間だけ、だから大事に使おうなんてよく言いますけれ
ども、人というのはどうしてこうも怠惰でいい加減なのでしょう。
大事にしようと思った矢先、眠気が襲ってきて持て余したり、待ち合わせの相手が遅れる
ことものの10分、景色でも眺めていればいいのに、そわそわしたり。
先にならねばならんことに充てりゃいいのに、どうでもいいことに使うのでは、有意義の全
く逆だ。
これじゃいかんと繰り返し自分を戒めながらも、同じような反復練習をしていくのが人生
なんですかね。そうでしょうね。時計を見上げては、やれ腹が減った、眠いと自動的に反応
する我々は動物だ。
蛇口をひねれば出てくる水ならば、締めておけるが、時間は流れまくる。見えないくせに
さ。おおーい待ってくれ!コツコツと、次から次から流れていくのに、乗っていかないとで
すね。そう、毎日。


