やっと咲きまして咲き続けてます

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写真:島隆志  言葉:岸由利子




これは本当に嘘じゃなくて、1ヶ月も前に花屋で買った百合の花が、3週間目に1輪咲き、

それから3日後、4日後にようやくすべてが開いたのです。花瓶の水もあまり減らなくて

それ以外の栄養分も摂ってないのに、いやもう摩訶不思議。いい匂いをプンプンさせて咲い

ております。緑から黄色に変色した葉をちぎって捨てた時に、いけないことをした気分にな

りました。まだ、いけるのにもう放るの。でも仕方がありません。ごめんよう。

花を枯らしてしまうことは多々あっても、こんなに咲き待ちしたことはありません。成長緩

めの花かいな。しっかし、ただそこに存在している花は君臨していて、それだけで美しい。

あなたみたいになりたいわって憧れてしまいます。

これは、まんま憧れの誰かを想うことと似ているように思います。どんどん時間が経ってい

くごとに、増々色濃く刻印されて、その人の魅力が増幅していくような。はかなく届かない

想いが募って積もる。雪の降る夜だからセンチメンタルじゃ。






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