この国で女であるということをおぼろげに考えながら、(自分で決めた)休憩時間に、
島崎今日子氏の「この国で女であるということ」を読んだのですが、とってもいいです。
桃井かおりさん、山本文緒さん、田辺聖子さん、天海祐希さんなど、AERAの現代の肖像20
本から成っているのですが、各方の鼻息が聞こえてきそうなほど、身近に感じられました。
本は生き物、というか、島崎今日子氏の文章は生命力に溢れています。
平面なのに、立体的。そこに描かれている女性たちが、キラッキラして惹き込まれるんで
す。
なかでも、林真理子さんのエピソードがすごい。
『粘り強く努力する。それが望んだものを手に入れるコツ』
『ぐうだらな父と作家志望だった母。仕事を持つと決めた』
『31歳で直木賞を取った。「後悔させません」と挨拶 勝ち気は作られるものだ』
『今でも私ばっかり損してると思う。でも、だから小説が書ける』
ものすごい偏見かもしれませんが、ここまで直で言ってしまうと、男性は引くと思います。
現に、ベストセラーを出しても、世間から相当な言われ様で、バッシングを受けていました
よね。でも、周りが何といおうと、林さん本人は、自分の目指すところに向かって、
ただひたすら、必死で努力して、闘っている。それが島崎氏の文面から滲みでています。
機会があれば、読んでみて下さい。全編とおして、パワーをもらえる本です。
写真:島隆志 言葉:岸由利子


