2010年5月アーカイブ


「アルバム盗んでへんやろうね?」と電話口の母。

そのアルバムとは、弟の生い立ちを綴った写真アルバムのことで、どれだけ探しても押し入

れにないと言うんだけど。はっきりいって、知りません。

予定日よりかなり早く産まれた息子が今日、ママさんと一緒に退院するらしく、弟は自分の

その頃を辿ってみたくなり、母に探してくれと頼んだそうです。

思い出の品を捜索中、私のアルバムが出てきて、思わず見入った母は、よくもまあ、こん

な下ぶくれで髪の毛うすいどっちか分からん子(私です)に、赤い帽子、赤いスカートとか

着せて可愛らしい女の子だと愛でていたものだと恥ずかしくなったといいました。

一瞬ムッとしましたけれど、それは事実で、めっちゃくちゃブサイクで、大人っぽいんだ、

これが。要はまあ老けてるってことなんですけども、笑っているのか泣いているのか分から

ない。いつも顔の中心にすべての具が依った感じで、それが年齢と共に、広がって、パンパ

ンのほっぺたはでこの広さに移動して、縦に細長くなり、現在に至るのですが。あいや。

甥っ子は贔屓目を引き算しても、ちょっとばかしイイ男なんで、そのままグングンビ!男子

に育ってほしいな。

そういや、昨日、友人Yと話していたら、ゆりゆりのいいところは、(きもいか)ゴキブリの

並みの生命力だと褒めてくれました。たとえがさらにきもいですが、しぶとくずぶといの

は、的を得ているなと感心しました。

まったく脈略ないですが、太田光代さんの著書、私が「にんぎょひめ」だったころ、

面白すぎです。



週末

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まさか田中圭さんの美尻を肉眼で見れるとは。

週末、裏切りの街を観てきました。

駅ですれ違った、スーパーで同じ列に並んでいた、居酒屋で隣の席に座った、そんな身近な

誰かの性生活を覗き見しているような、悪趣味で湿っぽい生々しさに引き込まれた180

分。これは、ある人妻とまた別の女のヒモと化している青年の不倫の話。実際にありそうな

設定で、いかにもありがちな展開なのに、なんで先が全然読めないの。そして笑えるの。

何かこう、自分に置き換えると、思い当たる節があるから、リアリティが感じられたのだろ

うし、セリフの裏にある嘘があるから、その人の行動が気になる。舞台なのに、日常的で

親しみやすくて、新鮮でした。



ところで、昨日の早朝に、弟の第一子が産まれました。

出産に立ち会った弟は、「岸家のbloodを感じたで」と、これまた生々しい報告をしてくれま

して、写真によると、手がめちゃめちゃ大きい子です。ちなみに映っていない足もかなりデ

カく、しかめっ面をすると、大仏さまを思わせる祖母の妹にそっくりということです。

カンチョー、キンチョーってやり合っていた頃の弟が、父親だなんて、なんだか不思議な気

分です。これから、父親になっていくのだろうなぁ。ああ、おめでとう!


















それは、たしか下の子が小6で、上の子が高1。どちらも男の子。

唐突に私の前にやって来たある男子(職業はスタイリスト)に、「僕と一緒に走りません

か?」と誘われて、返事をする間もなく、気がつくと、一緒に河原を走っていたのです

が、しばらくすると、先ほどの少年2人が合流していて、4人で無心&軽快にジョグしてい

ました。家に帰ると、なんと一緒に住んでいて、男子は夫、私はその妻、少年たちは息子た

ちです。記憶に残る感触では、私が産んだ子どもではないようですが、走っている映像と

か、ものすごい鮮明なんです。


予知夢とかいいますけれども、新しい恋の予感、いや、恋というかいきなり家族の予感?

身に覚えがないんで、腱鞘炎の副作用かもしれません。うぬぬ。




ところで、写真家•島隆志氏との共作が、今回でちょうど50回目です

ほぼ毎日更新が、3日に1っぺん、5日に1っぺんとかイレギュラーにはなりつつも、

日本だけでなく、はるばるロンドンからも、お便りたくさん頂きました。

見て下さっている皆さん、いつもありがとうございます。

一旦、ここで区切りをということで、これからの展開は、島氏と要相談です。

これ、まっすぐ伸びたハートが素敵。自画自賛力。というか、島氏のパワーやけど。




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写真:島隆志  言葉:岸由利子









ブログの更新しすぎでしょうか、腱鞘炎になっちまいました。

バンデージっちゅうのかな、指先なしの白い綿ゴム手袋みたいな奴で固定しているとラク

んですが、外すと非常に使いづらいのです。ほどよい締め付け具合がいいというか。

なんて言ってると、同じ感覚を、あ、また想い出してしまった。頸椎間版ヘルニアになった

時にはめていたポリネックという首輪みたいな器具。あれね、慣れると手離せなくなります

よ。最初は、視界が狭くなったように感じるけれど、そのうちロボットみたいに右向く時

は、肩ごと右、上向く時も、背中ごと反り返って上ってやってくと、首も傷めないし、スト

レッチもできて、いいことずくし。(良くなってからも、しばらくアクセサリー感覚ではめ

ていたことがあります)しっかし、手のバンドも、首のわっかもどうして白なのでしょう。

汚れが目立ってこまります。


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写真:島隆志  言葉:岸由利子



昨今のニュースでお腹一杯の鳩山さんの顔写真掲載ぺージを申し訳ないがすっ飛ばし、

劇団ひとり、宮藤官九郎のコラムにニャハハ。めくり、めくっていると、日本橋〜、とアナ

ウンスの声がして、慌てて乗り換え下車。てくてくいくと、ラッシュアワー時にひと際目

立つひとりの男子を発見。ワイドパンツの学ランに重たそうな銀色のアタッシュケース。

思考停止。髪型はむろんリーゼント。みたところ、男子はかなりお急ぎのようであり、引き

止める理由もなければ、ただただ、茫然と背中を見送りつつ、一体高校生なのか、それに

しては大人っぽいぞ、応援団なのか、私服なのか。考えていたら、次に乗るべく電車の扉が

閉まりかけたので、急いで乗り込む。

再び、文春を手に取ると、ドリュー•バリモア監督デビューのお知らせが。作品タイトルは、

「ローラーガールズ•ダイアリー」。母親を喜ばせるために美人コンテスト周りをしている女

子高生が、ローラーゲームに生き甲斐を見いだすというドラマらしい。

彼女のプロデュース作、「そんな彼なら捨てちゃえば?」は、5人のヒロインたちが、最高

のパートナーを求めて、恋愛に奮闘する話だった。葛藤あり、涙ありの後、ありきたりの

ハッピーエンディングかと思いきや、皆がみな、理想の男を手に入れるわけではなく、意外

で面白いなと思った。

「ハリウッドは美人コンテストみたいなもの。容姿も言動も、周りから期待される一定の基

準がある世界。物心ついた頃からそこで生きてきたけれど、結局は自分のいいと思うことを

やるべき」だと彼女は言い、その思いを新作の主人公に投影させているようだ。

ドラッグに酒に、激太り...。彼女については、どちらかというと、破天荒なイメージが強

かったけれど、やるなぁ、新境地やね、なんて感心していたら、神楽坂〜の声。しまっ

た!学ラン男に気を取られたせいか、行き先とはまったく反対の方向を進んでいた。今月は

まだお初だけど、もういい加減、電車くらいちゃんと乗りたいと心の中でぶつくさ言いなが

ら、ホームに降りたのだった。










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写真:島隆志  言葉:岸由利子


真正面に電柱。電線は雨でびしょぬれ、午後には晴れてほしい。

90分単位で時間を区切ると、いろんなことが効率アップしている。(ような気

がする)ひとつのことをしているうちに、まったく別のことをはじめてしまい、とっちらか

るという脱線型。これではいけないと、はじめた新習慣。とってもよいです。


息子のなまえを考えるのは、なかなか楽しいもんです。

3つでいいと云われたのにぼんぼん出てきて、命名師?になれるかもなんて思ったりしたほ

どです。苗字とのバランスもあるので、音の響きを確かめるべく、一応出来上がったなまえ

を音読しつつ、画数も調べたりして。来月誕生予定の弟の息子のなまえ、採用されるかしら

ん。



週末、新進芸術家研修制度という文化庁の養成研修で、ドイツ留学が決まった友人に会いま

した。ロンドンで同じ学校に通っていた彼女。専攻は、シアターデザイン。現在は、

舞台美術家。3年越しの願いが叶って、ものすごい競争率の中、選ばれたそう。

1年間、国のバックアップを受けつつ、フランクフルトの劇場で芸術フェローシップで

す。素敵!


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写真:島隆志  言葉:岸由利子