2010年6月アーカイブ


今、吉屋信子氏の「わすれなぐさ」を読んでいるのですが、なぜかクレマチスとまちがって

しまい、なかなかタイトルが覚えられません。「わすれなぐさの香水よ、お気に召して、こ

の匂い...」と書かれた帯にさえ酔いしれて、読みかけのままサラダなんぞを作っていても、

先が気になって、茹でかけのマカロニが煮えるのをはために、ページをめくったり

するのに、ひと眠りすれば、クレマチスに変換されているのです。maybe 脳内ロットン!


ところで今日、近所のお寺に出かけたら、いつものミャーコがいました。ミャーコとは

勝手につけている名前ですが、お寺の通り沿いにある数珠屋の前にいる猫です。ミャーコ

と初めて逢った時、ひどく痩せていて、額の引っ掻き傷からは膿みが出て、鼻も垂らしてい

るので、病気なのかと心配しました。ああ、野良猫かなと思い、こっそりえさをあげたりし

て、見かける度に遊んでいました。私のことを覚えてくれたらしく、しゃがんで目線を合わ

せてミャーコと呼ぶと、ひざの上に前足を置き、すり寄ってきてくれます。

が、しかし、半年経った今も、額の膿みと鼻垂れは変わっておらず、なんとも痛々しいので

す。一度は家に連れて帰ろうかとも考えましたが、どうやら最近、誰かに飼われ出したよ

うで、「ハナ」とマジックで書かれた赤い首輪をつけて幸せそう。

左にイヤフォンをつけたままミャーコを撫でていると、外した方からカチャカチャいう音が

漏れていて、ミャーコがそれに興味を示したので、耳元に近づけてやるとドン引きしてしま

いました。細い目を見開いてギロとにらまれました。ちょっと音が大きかったのかな...。そ

れとも曲が好みじゃなかったか。今までになくちょっと生意気な態度のミャーコでしたが、

安全に暮らせているなら良かったと胸を撫で下ろした午後。飼い主さん、どうか病気は治し

てあげて。あれは痛いよ!









ヴァンサン•カッセル、ハビエル•バルデム、ソ•ジソブ。

好きな俳優を挙げろと言われれば、この3人。フランス、スペイン、韓国...と、

外国語を学ぼうと一瞬でも(嘘でも)思うのは、やはり彼らの出ている映画を観なおす時で

す。気に入ってるんなら買っちまえよと胸の内でつぶやく昨今、また同じDVDを借りて

繰り返してみてしまいました。

その作品とは、アパートメント(l'appartment)、それでも恋するバルセロナ(Vicky 

Christina Barcelona)、映画は映画だ。

構成が緻密なアパートメントが一番見応えがあるように思います。

まだ出演作品の少ないジソブ様について。(なぜ、韓国の俳優には様をつけたくな

るのでしょう)映画館よりもDVD鑑賞を好むいちファンとして、より活動的に、殺人的なス

ケジュールを詰まらせて欲しいと思います。はやく、もっと。

ここにきて、ふと考えました。俳優という以外に、彼らの容姿にまるで共通要素が見当たら

ないのです。鼻がでかい、背が高い、筋肉質、切れ長の目、ひげが濃い。男性について、ど

れもこだわる要素ではありません。しいていえば、自分より背が高いというのはあります

が。じゃあ、好みはなしか、ブラックアウト。もうちょっと考えました。

雰囲気ですね、たぶん。色気のある人が好きです。


そういった意味で、中村珍の羣青に出てくるメガネさんは、女性ですが好きな人です。

そしてこれが彼女。


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やるせないんです、この人。メガネさん。

羣青は、メガネさんに心底惚れているレズさんという女性が、メガネさんに頼まれて、

メガネさんの夫を殺すところからはじまります。

この殺人をきっかけに、三十路前の女性ふたりが逃避行をするなか、レズさんの10年間

の片思いやメガネさんの不幸な生い立ちがフラッシュバックして、周りの人間関係もが明ら

かになっていきます。果てはどうなるのというところで、あっというまに上巻は終。


私はこの漫画を読んでいる間、メガネさんに、ある実在の女性を重ねていました。

身勝手で危なっかしく、放っておけないと思っていた人ですが、

この漫画を私に薦めてくれた殿方は、好きな女のために殺人を犯してしまうレズさんこそ、

その共通の知り合いである女性を想像していたそう。見方は多様にあるもの。驚きました。

物語はまだ続くようですが、女という生態の、あけっぴろげな純情に感動しました。

面白いので、ぜひ手に取ってみてください。







最近は、飲んで、食べて、体を動かして、極めて人間的な生活をしています。

今夜は、牛をご馳走になってきました。京都に本店のある天壇という焼き肉屋なんですが、

うまかった!!牛しぐれ煮というおみやまでいただき、腹が張り裂けそうです。

仕事で大変お世話になっている方たちと一緒だったのですが、なぜか話題は、岸由利子が本

当に英語を話せるのかどうかというところに行きついて、久しぶりに喋ってみたら、なんと

話せました。翻訳で書くことはあっても、喋るというのはすごく身体的な感じがします。動

かしてるって感じ?習慣が人を作るやで。やっぱり人間、動かなあきませんね。ムーブよ、

ムーブ!自問自答もはなはだしく。ということで、某イギリスの国際空港で、英語でコーラ

を頼むとファンタが出てきたという、某雑誌社の副編集長さんと、近々(今年中?)TOEIC

を受けることを今宵、約束しました。TOEFLとかIELTSは受けたことがありますが...の弁解

に、データ古いよ!と一喝。だって、それは高校卒業した頃だからです。時間って経つんで

すね。当たり前だけど、そういう感覚が私はかなりうすいみたいです。切実にガーンときた

のは、パフュームが、The Cardigansの「Lovefool」をカバーしているのをふと聞いて、オリ

ジナルを聞き直した時。ついさっきくらいの感覚でいたのに、10年以上経ってるって実感

がまったくもってない。いつまでも二十歳でいさせて症候群かもしれません。


ところで、たまたま見たネットの特集で、後世に残ってほしいバンドベスト10みたいなの

がありました。1位がB'zで、2位がBOOWY(Oの変換できない)で、3位は忘れました

が、サザンが1位じゃなかったのが、しっくりきません。だって、小学生の時から聞いてま

すからファンです。家族全員で車に乗っている時、スキップビートがかかると気まずくなっ

たのを想いだします。なんとなく子どもが入ってはいけない領域のいやらしいムードが曲に

あって、窓の外に流れる景色をみてもないのに、みるフリしながら生唾を飲み込んだなあ。

でも、この曲はKUWATA BANDだったかも。

背後の猫たちの空腹光線に生気を吸い取られそうなので、ミーハー天国からはそろそろ

おいとましたいと思います。