ヴァンサン•カッセル、ハビエル•バルデム、ソ•ジソブ。
好きな俳優を挙げろと言われれば、この3人。フランス、スペイン、韓国...と、
外国語を学ぼうと一瞬でも(嘘でも)思うのは、やはり彼らの出ている映画を観なおす時で
す。気に入ってるんなら買っちまえよと胸の内でつぶやく昨今、また同じDVDを借りて
繰り返してみてしまいました。
その作品とは、アパートメント(l'appartment)、それでも恋するバルセロナ(Vicky
Christina Barcelona)、映画は映画だ。
構成が緻密なアパートメントが一番見応えがあるように思います。
まだ出演作品の少ないジソブ様について。(なぜ、韓国の俳優には様をつけたくな
るのでしょう)映画館よりもDVD鑑賞を好むいちファンとして、より活動的に、殺人的なス
ケジュールを詰まらせて欲しいと思います。はやく、もっと。
ここにきて、ふと考えました。俳優という以外に、彼らの容姿にまるで共通要素が見当たら
ないのです。鼻がでかい、背が高い、筋肉質、切れ長の目、ひげが濃い。男性について、ど
れもこだわる要素ではありません。しいていえば、自分より背が高いというのはあります
が。じゃあ、好みはなしか、ブラックアウト。もうちょっと考えました。
雰囲気ですね、たぶん。色気のある人が好きです。
そういった意味で、中村珍の羣青に出てくるメガネさんは、女性ですが好きな人です。
そしてこれが彼女。
やるせないんです、この人。メガネさん。
羣青は、メガネさんに心底惚れているレズさんという女性が、メガネさんに頼まれて、
メガネさんの夫を殺すところからはじまります。
この殺人をきっかけに、三十路前の女性ふたりが逃避行をするなか、レズさんの10年間
の片思いやメガネさんの不幸な生い立ちがフラッシュバックして、周りの人間関係もが明ら
かになっていきます。果てはどうなるのというところで、あっというまに上巻は終。
私はこの漫画を読んでいる間、メガネさんに、ある実在の女性を重ねていました。
身勝手で危なっかしく、放っておけないと思っていた人ですが、
この漫画を私に薦めてくれた殿方は、好きな女のために殺人を犯してしまうレズさんこそ、
その共通の知り合いである女性を想像していたそう。見方は多様にあるもの。驚きました。
物語はまだ続くようですが、女という生態の、あけっぴろげな純情に感動しました。
面白いので、ぜひ手に取ってみてください。


