ジョン・ガリアーノ

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この人の存在を知らなければ、私はイギリスの学校には留学しませんでしたし

おそらく今の私もいないと思います。



それくらい影響を受けた憧れの紳士、ジョン・ガリアーノ。



地元・阪神大震災の後なので、はたちの頃に知ったのがはじまりです。


直感的に、私はとにかくイギリスにいかないとダメだと思わせてくれたのは

他ならぬ彼の存在でした。


彼と同じ学校の同じ学科に進みました。

同じ先生にも学びましたし、学生の分際でインターンでもなんでもいいからとにかく雇ってくれと

彼がデザインするクリスチャン・ディオールまで、アポなしで押しかけたこともあります。

(デザイナーを目指す学生時代にね)


以降、紆余曲折、洋服を創る現場を離れても、ガリアーノ氏のことは、今でもこよなく

慕っています。



あの。


あの人失ったら、世界のファッションは今後、どうなるんでしょうか?



ここ数日


酒に酔ってパリのカフェで居合わせたカップルに暴言を吐いた

ユダヤ人を差別する発言をした


これらの理由で、デザイナー降板というニュースが報道されていますが

大変ショックを受けました。



たしかに差別はよくないです。



今回の件でいうと、「人種差別発言」がクローズアップされていますが

人をグループ分けして、こっちがすごいとか、あっちがダメとか

そんなことをしても何にもならない。


それぞれが歩んできた歴史や事実は変えられないけれど

いがみあってもどうしようもないです。


そんなこと、誰もが分かっているはずでしょう。


そこで、しかるべき地位にいて、絶対的なパワーを持つ人が

たまたま不遇なシチュエーションにあってしまった。


それをね、いささかおっきく取り上げすぎちゃうのと思いますが、どう思います?


メディアは、現実に起きた諸々の事象を的確に伝えることが役目かもしれませんが

はしょりすぎです。ほんまに。


贔屓目は承知。

でもね、何もないゼロのところから

世界中の人が、「なんじゃこら!!すんげーな!!!」と

おったまげるクリエーションを生み続ける彼の特殊な立場もふまえたうえで

ちゃんと報道してほしいです。


でないと、人は誤解しますよ。ほんまに。


綺麗事だけでは済まされない日常だけれど

「そんなこと知らねぇよ、こっちは仕事だからやってるし」

と開き直るだけでは、報道すること自体、人を傷つけまくっている行為と同じ

とちゃいますか。



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